
日本ではとても珍しい犬種ですがヨーロッパでは高い人気を誇る超大型犬のアイリッシュウルフハウンド。
アイリッシュウルフハウンドは大きな体格と凛々しい顔付きからは想像つかないほど優しく穏やかな性格をしており、「ジェントル・ジャイアント(優しき巨人)」の別名を持ちます。
そんなアイリッシュウルフハウンドの魅力を徹底解説します!
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アイリッシュウルフハウンドの特徴

アイリッシュウルフハウンドは、なんといっても全犬種の中で最大といわれる“大きさ”が特徴です。体重は50㎏を超える場合もあり、超大型犬に分類されます。
元々は猟犬として活躍していた犬種のため、運動量がかなり多く、最低でも1時間は散歩に費やす必要があります。
サイズ
体高
オス:79cm以上
メス:71cm以上
体重
オス:54.5kg以上
メス:40.5kg以上[1]
筋肉質で力が強く、優雅な体つきが特徴です。
[1]一般社団法人ジャパンケネルクラブ「アイリッシュ・ウルフハウンド」
毛色
グレー
ブリンドル(基本の地色に黒や茶色が縞模様のようにストライプが入った柄)
レッド
ブラック
ピュア・ホワイト
フォーン(金色がかったベージュのような色)など。
平均寿命
6歳~10歳
身体が大きな大型犬は小型犬よりも成長スピードが早く、細胞分裂の回数が多いため、病気になるリスクが高い特徴があります。
特に体が大きいアイリッシュウルフハウンドは、超大型犬の中でも寿命が短い犬種といわれています。
かかりやすい病気
胃捻転
飲食後に拡張した胃がねじれ循環障害やショック症状を起こす病気。
肥大型心筋症
心筋に異常が起き、全身にうまく血液を送ることができなくなる病気。
股関節形成不全
骨の変形や関節の緩みなどにより異常が起き、骨盤の骨と骨が正常に噛み合わなくなることで様々な症状を引き起こす病気。
アイリッシュウルフハウンドの歴史

原産国はアイルランド。
アイリッシュウルフハウンドの歴史は古く、はっきりとした起源は不明ですが、紀元前1500年頃にギリシャからアイルランドへ渡来した大型獣猟犬が起源とされています。
オオカミやシカから家畜を守るため、猟犬として狩猟に用いられていました。
優雅で威厳ある姿は、ローマへも献上されたほどといわれています。
オオカミの減少や19世紀の飢饉によって、一時期は絶滅寸前まで減少してしまいましたが、19世紀後半頃に愛好家たちが、他のハウンド種などと交配させることによって復活しました。
歴史が古いアイリッシュウルフハウンドですが、今でもヨーロッパで高い人気を誇っています。
アイリッシュウルフハウンドの性格

アイリッシュウルフハウンドは「ジェントル・ジャイアント(優しき巨人)」という別名が付くほど誰にでも優しく、フレンドリーな性格をしています。
体はとても大きいですが、愛情深くおっとりとしている性格なので、小型犬や小さな子供にも優しく接してくれます。
一方、とても繊細でデリケートな一面もあるため、厳しく叱ったり大きな声で怒鳴ってしまうと、深く傷ついて体調を崩してしまう可能性もあります。
そのため、叱って教える方法よりも、出来たことをたくさん褒めて伸ばすしつけの方が最適といえるでしょう。
アイリッシュウルフハウンドは日本で購入できる?

アイリッシュウルフハウンドは日本でも購入が可能です。
しかし、とても珍しい犬種のため、ペットショップではほとんど販売されておりません。
ジャパンケネルクラブ(JKC)の調べによると、日本では現在6頭ほどしか飼育されていないといわれています。[2]
購入を検討したい場合は、超大型犬を多く取り扱っているブリーダーに相談すると良いでしょう。
[2]一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種別犬籍登録頭数」
まとめ

いかがでしたでしょうか?
優しさと繊細さを併せ持つアイリッシュウルフハウンド。
愛情深く家族に対する忠誠心に溢れた家庭犬として、世界中で愛されています。
日本ではあまりお目にかかれないですが、魅力いっぱいの犬種でしたね!
この記事の監修者

吉田萌 (NPO法人ドッグトレーナー2級)
国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。
噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを里親に迎えた事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。保有資格はNPO法人ドッグトレーナー2級の他に、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級など。
資格
NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級







