

「うちの愛犬、キウイを食べさせていいのかな?」
改めて考えてみると、犬が食べてはいけない食べ物って、全て把握しているわけじゃなかったんです。
玉ねぎやチョコレートがNGなのは知っているけれど、
「そういえばフルーツにもダメなものがあったような…?」
程よい酸味と甘み。
みずみずしくておいしいキウイは、人にとって栄養満点のフルーツ。
でも犬にとってはどうなんでしょうか?
この記事では、犬にキウイを与えても大丈夫なのか、与えるメリットや注意点、体格別の目安量やおすすめの品種まで、分かりやすくまとめました。
大切な愛犬に安全におやつとして楽しんでもらうために、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
犬にキウイをあげても大丈夫?基本と注意ポイント
結論からいうと、キウイは犬にとって基本的に安全なフルーツです。
有害な成分は含まれていないので、健康な犬であればおやつやごほうびとして少量を楽しめます。
ただし、注意したいポイントがいくつかあります。
まず、初めてキウイを与えるときは、必ずごく少量からスタートしましょう。
食べ慣れていないと、体質によってはアレルギーや消化不良を起こすことがあります。しH3
犬にキウイを与えるときのポイント
キウイを与えるなら以下の点は気をつけましょう。
■最初は少量から!
食後48時間ほどは、口のまわりのかゆみ・嘔吐・下痢など体調の変化がないかをよく観察しましょう。
■与えすぎに注意
キウイは水分と食物繊維が多いため、食べ過ぎると下痢や軟便、カロリーオーバーで肥満の原因になります。
おやつ程度の量にとどめてください。
■持病がある犬は注意!
キウイには腎臓に負担をかけるカリウムや、尿路結石の原因となるシュウ酸も含まれています。
腎臓病や尿石症の既往がある犬、食物アレルギーが多い犬にはあげないほうが安心です。

犬にキウイをあげても大丈夫?基本と注意ポイント
キウイは、犬にとってもうれしい栄養がたっぷり含まれているフルーツです。
ここでは、キウイに含まれる主な栄養素と、それが犬の健康にどんなふうに役立つのかを分かりやすくまとめました。
キウイに含まれる主な栄養素と犬へのメリット
キウイに含まれる主な栄養素と、主な働きについては以下の通りです。
| 栄養素 | 主な働き・メリット |
|---|---|
| ビタミンC | 抗酸化作用で老化予防、免疫力アップ |
| ビタミンE | 細胞の健康維持、皮膚や被毛のケア |
| カリウム | 体内の水分バランス調整、筋肉や神経の働きをサポート |
| 食物繊維 | 腸内環境を整え、便秘予防 |
| アクチニジン | たんぱく質の消化を助け、胃腸への負担を軽くする |
シニア犬にもおすすめの理由
キウイに豊富なビタミンCとEは、年齢を重ねた犬のエイジングケアや免疫力維持に役立ちます。
また、食物繊維が腸内環境を整え、便秘になりやすい高齢犬の健康管理にも効果的です。
水分補給にもおすすめ
キウイは水分が多いため、暑い季節の水分補給にも役立ちます。
犬の健康をサポートする栄養素がバランスよく含まれたフルーツですが、与えすぎには注意し、日々の食事のバランスの中で上手に取り入れましょう。

犬にあげていいキウイの量と安全なあげ方
キウイを犬与えるときは、体格に合わせた適切な量と、安全な与え方を守ることが大切です。
特に大型犬と小型犬では目安となる量が違うので注意しましょう。
犬の体格別・キウイを与える目安量
| 犬のサイズ | 1回の目安量 |
|---|---|
| 小型犬 | 約5g(小さじ1杯弱) |
| 中型犬 | 約10g |
| 大型犬 | 約20g |

普通サイズのキウイの可食部は、約75~80g。
そうすると、本当に食べられる量は一口、という感じですね。
※これらはあくまで「おやつ」としての量の目安です。
キウイの与え方のポイント
ここではキウイを与える際に、犬が喜ぶポイントを説明しています。
細かく刻む
喉に詰まらせないよう、適度な大きさにカットし細かく刻んでから与えてください。
皮と種は必ず除去
キウイの皮は農薬の心配や繊維が強いため、腸閉塞や消化不良の原因になります。
種も消化しづらいので取り除きましょう。
冷やしすぎ・冷凍は避ける
冷たいまま与えるとお腹を壊すことがあるので、常温に戻してから与えるのがおすすめです。

犬におすすめのキウイの品種と選び方のコツ
ここでは、代表的なキウイの品種の特徴とおすすめ度、品種選びのポイントをご紹介します。
主なキウイの種類と特徴
まずは、主なキウイの種類と特徴を確認してみましょう。
| 品種 | 特徴(味・栄養) | 犬へのおすすめ度 | 写真 |
|---|---|---|---|
| グリーンキウイ | 酸味がやや強く、食物繊維が豊富。ビタミンCも多め。便秘気味の犬にもおすすめですが、食べ過ぎには注意が必要。 | ◎便通サポートにぴったり。腸内環境のケアに。 | |
| ゴールドキウイ | 酸味が少なく甘みが強い。ビタミンCはグリーンキウイより多い。 | ◎甘くて食べやすいから、初めての果物にもおすすめ。 | |
| レッドキウイ | 甘みが強く希少。抗酸化成分のアントシアニンが豊富。 | ○健康意識の高い飼い主さんにも人気のレア品種。 |
キウイのアレルギーリスク
キウイは犬の食物アレルギーを起こしにくいフルーツですが、体質によってはかゆみや嘔吐、下痢などのアレルギー症状が出ることがあります。
特にリンゴやモモ、サクランボ、ニンジンなどにアレルギーがある犬は、キウイでも交差反応が起こる可能性があるので注意が必要です。
ある野菜や果物でアレルギーがあると、それと構造が似ている別の食べ物で同じように反応することがあることです。
交差反応:キウイの場合
人間ではラテックス(ゴム手袋)アレルギーの人が反応しやすいフルーツとして知られています。
犬でも、リンゴやモモ、サクランボにアレルギーがある場合、キウイで反応が出ることがあるので注意が必要です。
キウイの品種選びと与え方のポイント
初めて与えるときは、酸味が少なく甘みが強いゴールドキウイがおすすめです。
キウイの品種によって、味や栄養が異なるので、愛犬の好みや体調に合わせて選んで与えてくださいね。
どの品種でも、「少量から」「体調をよく観察する」ことを忘れずに。
犬にキウイをあげるときの注意点とNGパターン
キウイは犬にとって栄養価の高いおやつになりますが、与え方を間違えると体調を崩すことも……。
ここでは、注意したいポイントや、他のNGフルーツとの違いを整理しておきます。
アレルギーに注意!
キウイを食べた後、犬が口や目のまわりをかゆがったり、嘔吐・下痢・皮膚に異常が出たりしたらすぐに動物病院へ行きましょう。
その際、「いつ・どのくらい食べたか」を獣医師に伝えるとスムーズです。
持病がある子はNG
腎臓病や尿路結石の既往がある子は要注意。
キウイにはカリウムやシュウ酸が含まれているので、負担になる可能性があります。
下痢してるときは避ける
キウイは水分や食物繊維が多いので、下痢をしているときに食べると悪化することもあります。
皮・種・加工品は与えない
皮は繊維が強く、腸閉塞のリスクがあります。
種も消化しにくいので取り除きましょう。
ジャムやドライフルーツは糖分過多になりがちなので、こちらも避けてください。
以下、注意するべきフルーツと一緒に表にまとめました。
他のNGフルーツとの違い
| フルーツ | 主なリスク・理由 | 与えても良い?〇or× |
|---|---|---|
| キウイ | アレルギー、腎臓・尿路疾患、下痢の可能性。 | 与え方だけ 気をつければOK |
| ブドウ | 少量でも急性腎不全を起こす危険性が高いので絶対NG。 | × |
| アボカド | ペルシン中毒で嘔吐や下痢の危険性が高い。 | × |
| さくらんぼ | 種や茎に有害成分が含まれているので、種・茎・葉は絶対NG! 果肉も消化器トラブルを起こす可能性有。 | × |
キウイのあげ方のフローチャート まとめ

キウイは「健康な犬に、少量だけ・おやつ感覚で」が大前提!
体調不良や持病がある場合は控えて、何かあったらすぐに病院へ相談してくださいね。
他のNGフルーツと違って、ルールさえ守れば愛犬と楽しめるのがキウイのいいところ。
ぜひ愛犬と「おいしいね〜」と声をかけながら、おやつタイムを楽しんでください。

この記事の監修者

吉田萌 (NPO法人ドッグトレーナー2級)
国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。
噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを里親に迎えた事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。保有資格はNPO法人ドッグトレーナー2級の他に、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級など。
資格
NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級







