垂れた三角の耳を茶色の犬が、濁りのない瞳でこちらを見つめている様子。

朝、愛犬の目の周りにこびりついた「めやに」を見て、「大丈夫かな?」と心配になる飼い主さんは多いでしょう。

犬のめやには、健康な状態でも少量なら自然と出ますが、色や量が変わったり、片目だけに出る場合は注意が必要です。

感染症やアレルギー、目の病気など、体調不良のサインであることもあります。この記事では、犬のめやにの原因と見分け方、正しいケア方法、そして病院に行くべき症状について、詳しく解説します。

この記事を書いた人

奥山あやの

京都府出身。趣味は読書・手紙を書くこと・美術館へいくこと。
ライター・インタビュー・SNSマーケティングが主な仕事。
わたしの人生のどの場面にも犬が存在しています。それくらい犬は身近な存在です。中学から飼っていた愛犬が亡くなってから8年になるけれど忘れられません。

犬のめやにとは?正常な状態との違い

犬のめやには、目を保護する涙や老廃物、ホコリが混ざってできる自然な分泌物です。
少量で透明〜薄茶色、程よく乾燥している程度なら健康なサインです。

しかし、色が濃くネバついている・量が多い・悪臭がある・目を気にしているなどの場合は要注意です。慢性的に続く場合は、炎症や感染症、涙道の詰まりなどが考えられます。

白衣を着て聴診器を首にかけた短髪の男性が、犬の左目を開いて診察している様子。

めやにの色・量・出方でわかる原因

それでは、めやにの色や、量、出方ごとに見ていきましょう。

めやにの状態考えられる原因対処法の目安
透明で少量正常な涙や老廃物清潔なガーゼで優しく拭く
白っぽく粘性があるアレルギーや軽い結膜炎清潔を保ち、症状が続けば受診
黄緑・膿状細菌感染や重度の結膜炎早急に動物病院で治療
茶色・黒っぽい涙やけや古いめやに定期的なケアと環境改善
片目だけ多い異物混入、角膜の炎症、涙道の異常早めに診察を受ける

片目だけに出る場合に考えられること

片目だけにめやにが集中している場合は、異物の混入・角膜の傷・涙管の詰まりなど局所的なトラブルが考えられます。
飼い主さんが無理に拭いたり、市販の目薬を自己判断で使うのは危険です。獣医師に相談し、必要であれば目の洗浄や検査を受けましょう。

めやにの原因別対処法一覧

原因主な症状対処法
アレルギーくしゃみ・かゆみ・赤み原因物質の除去、食事改善、抗アレルギー薬
結膜炎赤い目・目をこする・多量のめやに点眼薬による治療(動物病院で処方)市販薬や人間用の点眼薬を使わないようにしましょう
涙道閉塞涙やけ・目の周りが濡れる涙道洗浄・外科的処置
ドライアイ乾燥・目を細める・粘り気のあるめやに点眼治療・加湿
感染症(ウイルス・細菌)     発熱・元気消失早急な診察・投薬治療
獣医師
植田 紗妃

一番多いのは乾性角結膜炎による涙量の減少です。他には角膜潰瘍(角膜に傷がつくこと)、結膜炎(白目や瞼裏の充血)、眼瞼炎があります。
https://e-lephant.tv/common/view_book.php?c=ebook-ch&p=ebookshop&cid=1004593&t=1784039269

涙やけとの関係とケア方法

めやにが多い犬は、涙やけも併発しやすくなります。涙やけとは、涙成分に含まれる鉄分やタンパク質が酸化して、毛が赤茶色に変色する現象です。

対策としては、下記が有効です。

  • 目の周りを毎日清潔に保つ(具体的なケア方法は7章で解説しています)
  • 涙の通り道(涙管)の異常がないかチェック
  • アレルギーやドッグフードの成分見直し
浅くお湯を張った浴槽に使った茶色と白の犬がシャワーをかけられている様子。

受診の目安

以下のような症状が見られる場合は、できるだけ早く受診しましょう。

  • めやにの色が黄緑・黒く濃い
  • 目をしょぼしょぼしている、こすっている
  • 涙が常に出ている
  • 目の周りがただれている
  • 片目だけ明らかに異常がある
気になったらすぐに受診しましょう

めやにの色や量の変化は、結膜炎や角膜炎など目の病気だけでなく、全身疾患(感染症やアレルギー)のサインであることもあるため、放置せず受診することが重要です。

獣医師
植田 紗妃

目を擦ると角膜に傷がついてさらに悪化させてしまうので、すぐ受診を!
飼い主様のご判断で、過去に処方された目薬を指すのは絶対NGです!原因によって使用する目薬は異なるので、それも悪化させる要因の一つになってしまいます…💧

日常でできる予防とケア方法

ここでは、日常でできるケア方法を紹介します。

  • 清潔なガーゼやコットンで、朝晩優しく拭く
  • 拭くときは、ぬるま湯や犬用の涙やけシートを使用
  • ホコリや花粉が多い時期は、散歩後に顔まわりを洗う
  • 定期的なトリミングで、目の周りの毛を短く整える
ベージュのカーディガンを着たポニーテールの女性と黒・白・茶色の毛並みを持った大きめの犬がハイタッチしている様子。

まとめ:早めの気付きで愛犬の目の健康を守ろう

犬のめやには、ちょっとしたサインに見えても体の不調を知らせてくれる大切なサインです。 日々の観察と優しいケアで、早めに異変を見つけることができます。

「少しおかしいな」と思ったら、迷わず動物病院へ相談しましょう。
早期発見・早期治療が、愛犬の目と健康を守る一番の方法です。

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奥山あやの

京都府出身。趣味は読書・手紙を書くこと・美術館へいくこと。
ライター・インタビュー・SNSマーケティングが主な仕事。
わたしの人生のどの場面にも犬が存在しています。それくらい犬は身近な存在です。中学から飼っていた愛犬が亡くなってから8年になるけれど忘れられません。

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