白いレトリバーがspファーに顔を預けてこちらを見ている

白いゴールデンレトリバーって本当にいるの?

街で見かけたあの真っ白なレトリバー…普通のゴールデンとは違うの?

そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、“白い”ゴールデンレトリバーは存在します

しかし、それは厳密には別犬種ではなく、毛色のバリエーションのひとつ

この記事では、白いゴールデンレトリバーの特徴や系統、似ている他犬種との違い、さらにどこで出会えるのか・飼うときのポイントまで、徹底的に解説します。

この記事を書いた人

白いゴールデンレトリバーの正体は「イングリッシュ・ゴールデン」

正式名称はイングリッシュ・クリーム・ゴールデンレトリバー

白いゴールデンレトリバーの多くは、「イングリッシュ・クリーム」と呼ばれるタイプで、イギリス系統の血統を持っています。

アメリカ系との違いは?

項目イングリッシュ系(白)アメリカ系(茶~金)
毛色クリーム〜白系濃いゴールド〜赤金
顔立ちやや丸みがあり優雅シャープで活動的
体格骨格がしっかり耳の位置は低く真っ黒な鼻と瞳背が高く、運動量が多めスレンダーな体型
被毛やや短く、厚い長めで柔らかい
性格落ち着いて穏やか明るく活発
ワン!ポイント

両者ともゴールデンレトリバーの正式な系統であり、性格・賢さ・家庭犬としての適性に大きな差はありません。

日本で見かける白っぽいレトリバーの多くは、イギリス系の血統を持つ個体であることが多いです。

白いゴールデンとよく間違われる犬種

「白くて大きくて優雅な犬」を見て、次のような犬種と混同するケースも多いです。

グレートピレニーズ(ピレニアン・マウンテンドッグ)

ぼんじょび

僕のことっすね!!!僕はレトリバーの倍くらい体重があるっすよ!

  • 真っ白で超大型
  • 穏やかで護衛犬向き
  • ゴールデンレトリバーよりも大きく超大型、穏やかで護衛犬向き
白いグレートピレニーズが公園で左を向いて立っている

白毛のラブラドールレトリバー

  • まれに白っぽいのラブも存在する
  • やや小柄・短毛で筋肉質
大型犬が夕暮れの中、首輪をしてこちらを見つめている

白いレトリバー風の犬を見たら、「毛色だけでなく体格や表情、耳の形など」もチェックしてみましょう。

飼いやすさを左右する「しつけ・運動・生活コスト」のポイント

子犬期のしつけは“将来の快適さ”への投資

白いゴールデンレトリバー(イングリッシュ系)は非常に賢く、しつけが入りやすい犬種として知られていますが、子犬の時期はやんちゃ盛り。

特に大型犬は体がどんどん大きくなるため、適切なしつけがなされていないと、散歩中の引っ張りや飛びつきなどで思わぬトラブルを招くこともあります。

「自分で全部教えなきゃ」と無理せず、しつけ教室の利用も視野に入れるのがおすすめです。

特に大型犬のしつけは力や一貫性が求められるため、プロのトレーナーにサポートしてもらうことで、より安心して育てることができます。

子犬期からのしつけが、将来の暮らしやすさ・安心感を大きく左右します

イングリッシュ系も「しっかり運動」が基本!

アメリカ系よりもやや落ち着いた性格とはいえ、イングリッシュ・ゴールデンも運動が大好きな大型犬。

日々の散歩は1回30分〜1時間を目安に、1日2回は行うのが理想的です。

特に若い時期はエネルギーが有り余っているため、散歩だけでなくドッグランなどでの発散も取り入れると良いでしょう。

飼育には「中長期の経済的備え」も

成犬時には30kgを超える個体も多いイングリッシュ・ゴールデンは、日常的なフードコストや、将来的な医療費(特にシニア期)も少なくありません

皮膚や関節のケアが必要になるケースもあるため、日々のコストとあわせて、将来的な費用負担についても事前に考えておくことが大切です。

「飼えるかどうか」だけでなく「最期まで責任を持てるかどうか」まで、家族全体でじっくり考えてからお迎えしましょう。

白いゴールデンレトリバー、どこで出会える?

SNSやブリーダーの発信をチェック

InstagramやX(旧Twitter)では「#イングリッシュゴールデン」「#白いゴールデン」などのハッシュタグで探せます。

ドッグラン・ペットフェスティバルで偶然の出会いも

首都圏や関西の大型イベントでは、珍しい犬種との遭遇率もUP。

犬舎(けんしゃ:犬を繁殖・飼育する場所や施設)を見学するなら…

東京都・愛知県・静岡県などにイングリッシュ・ゴールデン専門の犬あり(2025年5月時点)。

犬舎名や所在地の記載は変更される可能性があるため、訪問前には必ず最新情報をご確認ください。

まとめ:白いゴールデンは「知的で優美なゴールデン」

白いゴールデンレトリバー(イングリッシュ系)は、見た目の美しさに加え、知性と落ち着きを備えた素晴らしい家庭犬です。

ただし、珍しさに惹かれて安易に選ぶのではなく、その背景にある性格や飼育環境の適正も考慮することが大切です。

「可愛い」だけではなく、大変さも理解した上で出会い、暮らしていくことが、犬にとっても人にとっても幸せな関係につながることでしょう

 この記事の監修者

吉田萌 (NPO法人ドッグトレーナー2級)

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。
噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを里親に迎えた事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。保有資格はNPO法人ドッグトレーナー2級の他に、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級など。

資格
NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

この記事を書いた人

あーりー

大阪生まれ。小学生のころからメンタルヘルスに興味を持ち、真っ直ぐその世界へ。心・食・体はつながっている!をモットーに、美味しい物と運動で日々セルフケアに励んでいます。

昔から「なんか犬っぽいよね」と言われることが多いです。「人懐っこい」「素直」「楽しいときはすぐわかる」とか。たしかに、誰かといるとテンションが上がるし、ごはんの時間はすごく楽しみ。見ているだけで「まあ、いろいろあるけど、楽しく生きていこう」と思わせてくれる存在って最高のヘルスサポーターだなと憧れます。

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