巨大な牛肉の塊の前で愁いを帯びた瞳のゴールデンレトリバー

牛肉っておいしいし、栄養がありそう。愛する我が子にも食べさせてあげたい!」

でも犬に牛肉ってあげていいのかな?と疑問に思ったことはありませんか?

犬用のジャーキー商品に牛肉が使われていますが、家庭で調理した牛肉を与えるのは大丈夫なのでしょうか

本記事では、犬に牛肉を与えても良いのか、どんなメリット・注意点があるのか、そして万が一食べすぎた場合の対処法まで詳しく解説します。

簡単レシピのご紹介もありますので、初めて牛肉をあげようと考えている方も安心して読み進めてください。

この記事を書いた人

犬は牛肉を食べても大丈夫?

結論、加熱した牛肉であれば基本的に問題なく与えることができます

牛肉には、犬の健康に役立つ良質なたんぱく質鉄分亜鉛ビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれており、犬の毛並みや免疫力、筋肉の維持にも効果が期待できます[1]。

ただし、生の牛肉や味付けされた牛肉、脂肪分が多い部位などはリスクがあるため注意が必要です。

[1]文部科学省 「食品成分データベース

牛肉に含まれる主な栄養素

栄養素犬にとってのメリット
たんぱく質筋肉や臓器、皮膚の健康をサポート
酸素運搬に関わり、元気な体を作る
亜鉛毛並みや皮膚の健康維持、免疫力の強化
ビタミンB群エネルギー代謝や神経の働きを正常に保つ

文部科学省 食品成分データベースより著者制作

赤身の牛肉を適量与えることで、栄養バランスをサポートできます。

注意したい与え方と量

加熱は必須!

生肉はサルモネラ菌や寄生虫感染のリスクがあります。

必ず中まで火を通してから与えましょう。

味付けNG!

濃い味付けにするのはNGです。特に人間用の調理済み肉はNGです。

また、にんにくや玉ねぎ、塩分・香辛料は犬にとって中毒リスクがあります。

脂身は控えめに

脂肪分が多すぎると消化不良や膵炎のリスクがあります。赤身中心で与えましょう。

与える量の目安

体重10kgの犬で1日30〜40g程度。頻度は週に1〜2回までが安心です。

アレルギーリスクに注意

牛肉は、犬の食物アレルギー原因としても上位に挙げられます。

特に初めて与える場合は、少量からスタートし、以下のような症状に注意してください。

注意すべき症状
  • 下痢・嘔吐
  • 皮膚をかゆがる
  • 耳を頻繁にかく
  • 元気がなくなる

少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院に相談しましょう

食べすぎたときの対処法

万が一、犬が牛肉を大量に食べてしまった場合は、まず愛犬の様子をよく観察してください。

元気があり、嘔吐や下痢といった症状が見られない場合は、ひとまず様子を見つつ、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。

一方で、脂身の多い部位や人間用に味付けされた牛肉(焼肉・すき焼きなど)を食べてしまった場合は、体に負担がかかる可能性があるため、できるだけ早く動物病院に相談することをおすすめします。

さらに、呼吸が荒くなり、ぐったりしているなど明らかな異変がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。

症状が急激に進行する可能性もあるため、早めの対応が大切です。

特に小型犬・子犬・シニア犬は注意が必要です。

簡単レシピ:牛肉トッピング

さいころステーキをおいしそうに食べるゴールデンレトリバー

「牛赤身のソテー」(おやつやフードのトッピングに最適)

材料(1食分)

・牛赤身肉 30g(脂身なし)

作り方

  1. フライパンで牛肉を、油を使わずに中までしっかり焼く
  2. 粗熱を取り、5mmほどの大きさに刻む
  3. ドッグフードの上にトッピングする
レシピの注意!

塩・こしょう・ソースなどは絶対に使わないでください。

まとめ

牛肉は、適切な量・調理方法であれば犬にとって非常に優れた栄養源です。

ただし、アレルギーや消化への負担に配慮し、加熱・無味・少量・赤身中心の4点を守って与えましょう。

さていかがだったでしょうか?「なんとなくOKそうだけど不安…」という方も、正しい知識があれば安心して愛犬に牛肉を取り入れることができます。

大切な家族の健康を守るためにも、食材の選び方に気をつけていきましょう!

この記事を書いた人

川尻真帆

兵庫県神戸市出身。趣味はメイク・ワイン・ゴルフ。マーケティング・ライターが主な仕事。
いつかグレート・ピレニーズを飼いたい!

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